02.成功に導く映像とは?

成功に導く映像

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映像配信の背景

近年、インターネットのブロードバンド化が急速なスピードで進み、ブロードバンドへの加入者が増加しています。「ブロードバンド接続」とはADSL、CATV、FTTHなどの高速回線を利用した、インターネットへのつなぎ放題のサービスです。比較的低速なダイヤルアップ接続や一部のPHSなどを「ナローバンド」と言います。

それでは、「ブロードバンド」によって何が変わったのでしょうか?従来の「ナローバンド」のダイアルアップ接続では、回線の速度が遅く電話料金が従量制になっているため、時間とお金を気にしてインターネット接続を行わなければなりませんでした。現在の「ブロードバンド環境」では、利用者はインターネットと常時接続を行い、時間とお金を気にせず、大量の情報を転送(ダウンロード)することが出来るようになりました。ブロードバンド化が進んだことで映像を視聴できる環境が増加したと言えます。

映像や音声をパソコン上で利用する場合、非常に膨大な情報量の転送が必要になります。そのため、映像・音声を視聴するためにはブロードバンド環境である必要があります。最近のブロードバンドの普及にともない、映像配信の需要は確実に高まってきています 。

映像配信の現状

2000年になるまでは、一般家庭のインターネットへの接続は、ほぼ100%がダイヤルアップ接続によるナローバンド環境でした。2001年には、YahooBBが低価格なブロードバンド接続サービスを開始し、それにより急速なブロードバンド化が進んだのです。

「2003年には間違いなくブロードバンドユーザの加入者数が、ナローバンドユーザの加入者数を上回る」という予測だったのですが、実際には不況などの影響が伸び、その予測ははずれました。しかし、最近では一般のほとんどが、映像を視聴できる環境が整ったのです。

映像や音声配信で、もっとも効果をあげている産業として、CM広告、教育、金融、ギャンブル、風俗、アニメ、アイドルなどがありましたが、 ブロードバンドの本格的な普及に伴い、映像や音声配信も、様々な場面で効果をあげています。現在では映像配信が本格的な立ち上がりを見せてきたという状況になりました。

ストリーミングとダウンロード

ダウンロードとは、サーバからパソコンに映像や音声のすべてのデータが届いてから再生する技術のことです。大きな容量の場合は、すべてのデータが届くまで再生することはできません。

ストリーミングとは、インターネットなどのネットワークを通じて音声や動画ファイルなどをユーザーが受け取りながらリアルタイムで再生する技術のことです。ストリーミングには3つのメリットがあります。

・すぐにコンテンツが再生できるので、視聴者にダウンロードを待つストレスを与えません。
・コンテンツの不正利用防止につながります。
・お客様の端末に負担をかけません。

「ストリーミング配信」では、ファイルのダウンロードの完了を待たずに、リアルタイムに再生することが可能で、より「映像配信」に適した方式であるということがわかります。

映像配信が失敗する理由

失敗に多い原因は、「映像の配信をすること自体が目的」で、そこから何を得ようとするのかがはっきりしていないケースです。目的が自己満足的な内容に終始してしまっていたりするケースも多いです。また、いままでの失敗の理由は「一般ユーザーの環境が整っていなかった」というケースも非常に多くありました。

また目的が明確であっても、告知の方法を全く考えていなかったために、コンテンツへのアクセスが行われないケースというのも多いようです。基本のホームページの導入・告知の戦略は立ててからの映像導入お勧めします。

まだ映像配信はやるべきじゃない?

「映像配信はまだまだ発展途上」というような話をすると、様々な意見の中に「まだ映像配信はやるべきじゃない?」という意見もあります。しかし、「やらないほうがよい」ということは絶対ありません。

その理由は、日本国内のブロードバンドユーザーは、全インターネットユーザの過半数を超えました。これは、すでに半数以上の人が、映像や音声配信に触れることが出来るようになっていることを意味しています。はじめるタイミングとしては、「まさに今」だと考えています。

映像配信を行うことによって、効果が高いと思われるものを選んで行うことによって思いがけない効果もあがることもありますので、伝えたいことを決めてから映像配信を行いましょう。

どの顧客層に有効か?

映像配信の目的が「顧客の維持・獲得」の場合、まずマーケティング上の簡単な顧客区分を行いましょう。
一般的な顧客区分として以下のような区分があります。

・潜在客(ニーズのある顧客)
・見込み客(売り手から働きかけが可能な顧客)
・新規客(はじめて商品・サービスを購入する顧客)
・既存客(一度以上、自社から商品・サービスを購入している顧客)
・信者客(何度も商品サービスを購入している顧客)

これらの顧客群のうち、上に行けば行くほど顧客獲得コストがかかり、得られる利益は小さくなるといわれています。映像配信を行う場合には、どの顧客層をメインのターゲットとするのかを決めておく必要があります。
「みんなに見てもらいたい」というような企画をたてると、結果的には「誰にも見てもらえない」あるいは「見た人の印象に残らない」企画となってしまいますのでご注意ください。

失敗しない映像配信

現在までの分析と経験から「これは明らかに失敗する」と分かる映像配信があります。
パターンとしては以下のようなものがあります。

・入れたいことを全部入れる・長い
・メリハリがない
・理屈っぽい
・イメージだけで中身がない
・懲りすぎ・画質にこだわりすぎ
・動画にパワーを注ぎすぎる

インターネットによる動画・音声配信では、配信側の自由度が非常に高いため、どうしても入れたいことを全部入れようとしてしまい、長くなってしまうことが多くあります。しかし、現状パソコンでの映像・音声配信はまだまだ「快適でないメディア」と言わざるを得ない状況です。現在、ブロードバンドユーザーが過半数に到達した状況ではあるものの、パソコンで映像を非常に快適にみることが出来る環境にある人たちはまだ少ないのです。映像の時間軸が「視聴者にとって」適切かどうかというのは常に考えておく必要があるのです。

インターネットのストリーミング広告をやっても、それがイメージ広告になってしまったのでは、テレビには絶対にかないません。「イメージ広告」とはテレビでやっているような、直接に何かを宣伝するわけではなく、イメージと会社名だけを宣伝するような手法です。ブロードバンドがインターネット接続加入者の過半数に達したといっても、テレビメディアと比べてリーチ率は低く、影響力はテレビほど大きくはないのです。インターネット上ではいわゆる「目的買い」の顧客が多くなります。そのためそのホームページを訪れた人が、どんな情報をほしがっているかを認識し、それを確実に伝える工夫をするのが有効であると考えています。

映像配信をやってみたいという要望は非常に多くなっていますが、それが「単にやってみることが目的」なのか、それとも「何かしらの効果を期待するもの」なのかを判断して行うことが必要になります。映像配信を成功させるためには視聴者の印象に残るものかどうかを再度確認する必要があるのです。

効果を見極める

インターネットの世界では、テレビのような「受動的な」メディアではなく、どちらかといえば「能動的な」メディアといってよいでしょう。そのため一度「能動的に」見に来たユーザーがそれに反応を示さなかった場合、再度「能動的に」見に来て次に効果が上がる可能性は極めて低いのです。一度みて反応がなかったものには、二度と反応はないと考えてよいでしょう。

インターネットはいろいろな意味で、スピードが速いメディアです。そのため失敗が見えてきてしまった場合には、それを引きずり傷口を広げてしまうよりも、その失敗を認める勇気も必要になります。失敗した場合でも新しいコンテンツをアップした、視聴行動の詳細が記録されていますのでそれを次の行動に生かすようにできるので安心してください。