COMPANY モバーシャルブログ
2016.9.2

予算がないなら見応えのある動画を作れ!? ボンカレーに学ぶ、低予算の動画広告で売上アップにつなげる方法

curry

レトルトカレーの定番商品、ボンカレー。歴代のCMは王監督や松坂慶子など有名人を起用するのが当たり前、マスコミ広告の王道を行くイメージでしたが、実は数年前にテレビCMを撤退していたのをご存知でしたか?スパっとCM予算を大幅削減したのにも関わらず、なんと売上は着実に伸びているそうなんです。その理由は動画広告の成功にあったとか!果たして、その内容とは・・・?

2013年にテレビCMから撤退!「動画広告」に移行して売上が増加傾向に

ボンカレーがテレビCMから撤退したのは同社が45周年を迎えた2013年。広告宣伝費を6割も減らしたそうなんです。その後取り組んだのが、ターゲットをワーキングマザー(ワーママ)に絞った動画広告。こだわったのは「長尺」でボンカレーの魅力を改めてアピールすること。

 

では具体的にはどんな内容が売上増加の成功につながったのでしょうか?

売上に繋がった動画広告は「長尺」であること

アンケート調査によると、ボンカレー認知度は9割超。国民のほとんどが知っている存在ですが、売上に繋がる費用対効果を考えると、短いテレビCMにかける広告費を見直す流れに至ったのでしょう。

 

よりメッセージ性を高めたいと考えた末、方向転換した動画広告は「長尺」でというのが最大のポイントとなったようです。

ターゲットはレトルトカレーに助けを求める「ワーキングママ」

「ボンカレーは誰を救えるのか」…動画広告に切り替えるにあたり、同社が絞り込んだ商品ターゲットは、家事負担に悩むワーママたち。ロングセラーのボンカレーを現代のライフスタイルに擦り合わせて検証を重ね、シンガーソングライターの山崎まさよし作・ワーママへの応援歌「うたたね ボンカレーVer.」を動画内に挿入するなどの新たな試みが功を奏したようです。

実際に動画を見てみよう〜3分もあるのに100万回以上再生されている内容とは〜

こちらがそのボンカレー渾身の広告動画。ワーママの現実をショートムービー風に仕立てた映像に、山崎まさよしのオリジナル・ソングがじっくり染み入る感動作!日本人のDNAに組み込まれているといっても過言ではない「お母さんとカレー」の記憶を呼び起こし、現代を生き抜くワーママにスポットを当てた作戦はお見事ですね。

大手のテレビCM撤退という、ともすればイメージダウンにつながりかねない動向を、企業側と消費者側の双方がメリットを得る形へ変換したボンカレー。いくらロングセラー商品といえども、時代の変遷と共に消費者との関わり方をブラッシュアップすることが大切なんですね。

 

この例から、ターゲットをしぼり広告内容を熟慮すれば、コスト削減と売上アップの両立が叶えられることが実証されました。カレーでパワーチャージしたワーママと同じく、動画広告の使い途にも希望の光がキラキラ輝いていますね!


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