COMPANY モバーシャルブログ
2015.5.10

あえて逆光を利用しワンランク上の写真・動画を撮影する方法

reverse-light

写真や動画の撮影において、逆光は、光が反射している部分は眩しくなり、それ以外は逆に暗い映りになったりすることからNGとされる場合が多いです。しかしそんな逆光も、撮影の仕方次第ではむしろ一種の映像表現として利用できます。

逆光を利用した写真・動画の実例

大きな明暗の差を生む逆光には、写真や動画の印象を大きく変える力があります。上手く利用できた場合は具体的にどのような映像になるのか、実際に撮影されたものを動画で見てみましょう。

逆光による動画での映像表現

明暗が強調され紅葉の色合いがより鮮明に映し出された映像、海面にキラキラと光が反射する映像、明るさが増し2人がより幸せそうに見える結婚式の映像と、これらは全て逆光を上手く利用し撮影されています。

人物写真は逆光で撮ると柔らかい印象に

逆光で明るくなった背景が被写体である女性を浮かび上がらせ、ドラマチックな雰囲気を醸し出しています。また、この女性にしてみれば光源は背中側。眩しくないため自然な表情で撮影ができています。

逆光を利用するためのテクニック

逆光を利用し魅力的な写真や動画を撮影するためにはどうすればいいのでしょうか。動画サイトには、そのためのテクニックを紹介する動画が様々に投稿されています。

HDR機能を利用し逆光でも色鮮やかに

カメラのHDR(ハイダイナミックレンジ合成)機能を使えば、逆光のなかでもこのように鮮明な映像を撮影できます。

カメラ設定で光の加減を調整する

こちらはの動画では、明るさ調整や露出補正といった初歩的なカメラの設定について説明しています。しかしこういった設定によっても映像の印象は大きく変化します。

逆光で傘を活用するテクニック

このように、黒い傘を使って、レンズに入ってくる逆光を遮りながら撮影するのも面白い方法ですね。動画内では、実際にこの方法で撮影された写真も見れますが、ミステリアスな雰囲気と美しさが融合していてとても素敵です。

黒手袋で逆光に対応する方法

傘ではなく、黒手袋で逆光を遮る方法もあります。

まだまだある逆光での撮影法

他にも、被写体を照らす光の方向や位置を調整するという方法もあリます。例えば、逆光ではコントラストが強くなりすぎるという場合には、半逆光やサイド光になるよう変更することである程度明暗の差を抑えることができます。

 

また、小道具としてレフ板を使用する方法もあります。レフ板というのは、撮影によく用いられる大きな白板のことですが、これを使って光を反射することにより、被写体の暗い部分も明るく保つことができます。撮影する現場の状況や、天候などによっても逆光の利用法は異なってきますが、こういった様々な工夫をすることでより妙味のある映像を撮ることが可能となります。