COMPANY モバーシャルブログ
2015.4.20

惜しみなく出せ!ショートアニメ『紙兎ロペ』ヒットの秘訣はYouTube無料公開にあり!?

kamirope

ショートアニメはネットを通して広まっていくことが多いです。「秘密結社鷹の爪」

や「紙兎ロペ」が、代表的な例といえます。ヒットに至った共通点は、YouTubeで

惜しみなく“無料公開”していること。

 

これはアニメだけでなく、漫画や音楽にも同様のことがいえそうです。その事例を

いくつかご紹介します。

今や、CMやコラボに引っ張りだこ!
めざましテレビにも出演中の『紙兎ロペ』

『紙兎ロペ』は、もともとTOHOシネマズの57劇場で全ての劇場作品の広告の間に

公開されていました。徐々に口コミで広まっていきましたが、人気が爆発したのは

その1年後。

 

映画館だけでなく、YouTubeで無料公開をしたのがきっかけでした。従来は足を運

ばなければ見ることができませんでしたが、誰でも簡単に閲覧できるようになった

ことで、噂は瞬く間に広がりました。今では、国民の朝の顔「めざましテレビ」に

コーナーを設けたり、数々の企業ともコラボをはたしています。

 

5年前に投稿された、最初の作品をご覧下さい。

紙兎ロペ「携帯ゲーム編」

「ブラックジャックによろしく」に学べ!無料公開の効果

動画ではありませんが、2012年に漫画「ブラックジャックによろしく」を全巻

無料したことが反響を呼びました。原作者の佐藤秀峰氏によれば、集客目的のた

めなのだそう。佐藤氏は、当時のインタビューでこのように語っています。

(以下引用)

なぜこんなこと(漫画の公開、二次使用のフリー化)をしたのか?―

紙の出版は衰退の一途をたどっている。代わりに電子書籍が

伸びてきている。2年ほど前、佐藤氏は、漫画家が自主的に

発表できる場としてオンラインコミック配信サイト

「漫画 on Web」を開設。そこで「ブラックジャック~」を

無料公開した。目的は集客のため。

 

無料公開にした理由は、同作品は2006年から増刷がかかって

おらず、増刷してもらえないのならこのまま(出版社に)眠らせ

ていても意味がないからだという。この無料公開の結果、有

料の「続・ブラックジャックによろしく」が売れ始めた。

(引用:マイナビニュース http://news.mynavi.jp/articles/2013/03/21/eat06/)

アニメや漫画だけでなく、音楽にも同じような成功例が存在します。これについて詳しく知りたい方は、以前ご紹介した「ビジネス戦略の中心はYouTube!韓国の音楽事務所に学ぶ世界進出の技」をご覧下さい。

作品を広めるためには、より多くの人に知ってもらうことが必要。思い切って無料公開するところに、ヒットの秘密がありそうですね。

 


 ■  関連記事

  ●ビジネス戦略の中心はYouTube!韓国の音楽事務所に学ぶ世界進出の技

  kmusics

 

  ●YouTubeのトータル再生回数250万回!一人アカペラで大人気の
   「よういんひょく」さんに動画について聞いてみた

  よう素材-画像1サムネイル

 

  ●「くだらない」を考えてPV数と発想力をアップ!
   1000万回以上再生された面白動画の共通点

  sillyvideos