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2015.1.5

写真・動画撮影に便利なカメラ三脚はこうして誕生した?

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ブレを防いだり、水平を安定させたり、ピントをシビアに調節したりと、カメラで何かを撮影する際に使用するとすごく便利でありつつも、一般にはあまり目を向けられることのない三脚。カメラの小道具としての三脚は、どのようにして生まれ現在に至ったのでしょうか。

最初に誕生した三脚はデッサン用だった

世界最古のカメラは「カメラ・オブスクラ」と呼ばれるもので、”暗い部屋”を意味するその名称通り、部屋に穴を空け、その穴から差し込んだ光が壁面に像を形成するというだけのものでした。やがてそれを画家がデッサンを行うために使用するようになると、17世紀頃に携帯式のカメラ・オブスクラが生まれ、それと同時に三脚が誕生したようです。

 

その後カメラ・オブスクラは多くの機器製作者により宣伝され、主に旅行者やアマチュア画家に好んで利用されたと言われています。17世紀から18世紀にかけて、三脚は携帯式カメラ・オブスクラと共に普及していきました。

急速に進化を遂げる19世紀の三脚

光学技術の発達と共にカメラも一般化し、1887年にはドイツのミュンヘンにて、現在世界最高峰の大判カメラメーカーとして名高い「リンホフ」が操業開始。続いて1917年、後に三脚や雲台の分野で注目を浴びることとなるフランスのカメラ関連製品メーカー「Gitzo」が創業。

 

日本では1948年、白石尚稔氏により”アルミ三脚”が開発され、同時に「合資会社白石製作所」(後のスリック株式会社)が設立されました。1950年代には機関銃座を製造していたノウハウを用いGitzoもカメラ三脚を開発し販売を始めます。

 

多くのカメラ関連メーカーが誕生していくなか、1994年にはGitzoが世界初となる”カーボンファイバー三脚”の開発に成功。”パサルト三脚”も含め現代の三脚の基盤を築き上げました。

高機能化する現代のカメラ三脚

写真だけでなく動画撮影の際にも使用されるようになった三脚。現在では、三脚の魅力について紹介する動画も多く見られます。

おいでよ 三脚の森

マンフロットの三脚がもう1台欲しくて迷っています。

様々な三脚について面白い雰囲気で紹介しています。

パンもティルトも思いのまま!

ビデオ用三脚 Velbon EX-547

動画撮影用の三脚というのも興味深いですね!

俺はこれを2個買った

iPhone 6/6 Plus に最適!シンプルな三脚固定ホルダー!横幅8.5cmまで対応してます!

iPhoneもセットできる三脚。面白い発想の商品です!

最初は画家がデッサンするためだけに携帯されていたカメラ三脚でしたが、現在では多種多様な製品が開発され、いろいろな用途に使用できるようになっています。気軽に手持ちでシャッターを切るのも良いですが、三脚を使ってガッツリと写真や動画を撮影するのも楽しいかも知れませんね!