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2016.7.5

VRの市場価値は2020年までに218億ドルに達する!VRを使った企業の試み

vr

90年代以降のSF映画やアニメで盛んにテーマに取り入れられたVR(バーチャルリアリティ)。攻殻機動隊やマトリックスなどは、作品世界を構成する重要な要素として特に印象に残りました。そんな創作物のものというイメージの強いVRですが、実はいま、現実の技術として実現しつつあります。企業各社も様々なプロモーションに使っており、その市場価値は2020年までに218億ドルに達すると言われています。

 

今回はVRを使った企業のプロモーション方法を動画でご紹介します。想像した未来が、いま目の前に。 

「The North Face」VRを使って犬ゾリ体験

まずはアウトドアメーカーの大手、「The North Face(ザ・ノース・フェイス)」がVRを使って韓国で行ったプロモーションです。韓国ソウルのロッテワールドモール内のショップの中に再現されたのは南極の観測基地。そこで「The North Face」のジャケットを着てVRの犬ゾリ体験ができる、というのが表向きの企画。ソリに乗りヘッドセットをつけるとモニターに映るのは雪山の映像、そしてソリが動き出します!なんてリアル!と思ったら、実は実際に犬がソリを引いている!VRを利用した、ドッキリプロモーションでした。

 

動画はこちら。乗っている人だけじゃなく、周囲の人もソリの迫力にビックリ!

 

「マリオットホテル」旅の仮想体験ができるVRルームを提供

続いては世界中で宿泊施設を運営する、「マリオットホテル」。VRヘッドセットを使って、旅の仮想体験ができるルームサービス「VRoom Service」を提供しています。ヘッドセットに映るのは、南米・チリのアンデス山脈、中国・北京の夜の繁華街、アフリカ・ルワンダのアイスクリーム屋さんの3つの風景。旅行者の視点で、これらを疑似体験することができます。現在はニューヨークとロンドンの2か所のホテルで試験的に提供されており、利用料はなんと無料!

 

動画はこちら。いずれはこうして世界を回ることができたらいいですね。

ホームセンター「ロウズ」リフォームした台所を拡張現実

続いてはアメリカのホームセンター「ロウズ」がマイクロソフトと提携したプロモーション。マイクロソフトの開発した、現実に3D映像を重ねることで「拡張現実」を可能にするゴーグルを用いて、自宅のキッチンにリフォームした台所を仮想体験できます。これなら、工事の後に「こんなはずじゃなかった!」なんてことはなくなりますね。

 

動画はこちら。まるでCG映画のような光景が目の前で繰り広げられます。

「ボルボ」新型SUVの乗車をVRで体験

最後はスウェーデンの自動車会社、ボルボのプロモーションです。こちらはVRヘッドセットを使って、新型車の乗車体験ができる、というもの。アプリをインストールしたスマホをヘッドセットに格納すれば、美しい北欧の自然の中を走り抜ける爽快な体験が可能です。

 

動画はこちら。これが普及すれば、お店に行かなくても車選びができるようになります。

 

まるでSF映画のような技術がどんどん現実になる現代。これらを用いたプロモーションもますます盛んになっていくでしょう。しかし仮想現実が現実にって、なんだかちょっと混乱してしまいますね。


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