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2016.5.27

外国人に優しい動画を作っているのはどっち!?「京都 vs 鎌倉」神社やお寺のプロモーション動画を徹底比較

daibutsu

春の行楽シーズンですが、神社・仏閣にお参りされるという方も多いのではないでしょうか。日本の文化を象徴する場所これらの場所は、日本人だけでなく外国人観光客にも人気のスポット。そして、神社やお寺が多い街といえば、西は京都・東は鎌倉。どちらも日本有数の観光地ですが、神社仏閣の文化的な魅力は写真や翻訳テキストだけでは外国人に伝わりくい部分もあります。ダイレクトに伝えるには『動画』が一番効果的なのです。では京都と鎌倉、どちらがより外国人向けの動画を公開しているのでしょうか。検証してみました!

京都

世界遺産の街、京都。もはや説明不要ともいえる、世界的に有名な日本を代表する文化都市です。江戸時代には「八百八寺」とも言われ、日本一神社仏閣の多い街です。そんな京都の神社・お寺はどのような動画を公開しているのでしょうか。

貴船神社

まずは縁結びの神様として人気の貴船神社。映画『陰陽師』の舞台となったことでも有名なここは1300年以上の伝統を誇る、由緒正しき神社です。外国人観光客への配慮も行き届いており、貴船神社のおみくじは水に浮かべると結果が浮き上がるというものですが、それをスマホでかざすと、内容が外国語に翻訳されるんだとか。時代に適応しているんですね。

どんな動画を公開しているの!?

そんな貴船神社、YouTubeに公式チャンネルを持っています。ご紹介するのは上述のおみくじの翻訳システムを紹介する動画。日本語には英語のテロップがつくなど、外国人観光客に向けた配慮がされています。

 

つづいて、同神社のインスタ動画。神社で開催されたJAZZライブの模様です。これらのイベントの様子をSNSで公開することで、海外に向けたアピールを積極的に行っています。

清水寺

つづいては「清水の舞台」や願いが叶う「音羽の滝」などがあり、世界的に有名な清水寺。そのInstagramが素晴らしいとネットで話題になりました。過去の記事でも紹介していますので、よろしければそちらもどうぞ。ちなみに「清水の舞台から飛び降りる」という慣用句がありますが、昔は実際に飛び降りた人が結構いたそうで、時の政府から禁止令が出されたこともあります。

どんな動画を公開しているの!?

さて、こちらの動画は青龍会と言う法要の様子。近年始まった法要ですが、こちらも英語の字幕が入るなど外国人観光客を意識していることが伺えます。

鎌倉

つづいては、鎌倉。鶴岡八幡宮を筆頭に長谷寺・建長寺・高徳院など多数の神社仏閣が点在しています。それらをぐるりと巡礼できるトレッキングコースなども近年では人気の観光コース。平日でも外国人観光客であふれかえる鎌倉。どんな動画を公開しているのでしょうか。

高徳院

大仏で有名な高徳院。鎌倉大仏は外国人にも人気のスポットで、奈良のものとは違い、なんと拝観料10円を払って大仏の中に入ることができます。ちなみにこの大仏、誰がいつ頃作ったのか、実はよく分かっていません。有名な割にミステリアスな存在なんですね。

どんな動画を公開している!?

そんな鎌倉大仏の動画はライブストリーム映像・・・なのですが、この映像の撮影当時、大仏を工事中だったため、シートに囲われていてちょっとシュールな映像です。事情を説明するテロップなども特にないので、そのあたりを知らない外国人にとってはさぞ不思議な映像でしょう。

 

鎌倉の神社・お寺はほとんど動画が存在しない!?

鎌倉の動画はなんとこれだけです。そもそも京都は紹介した二つ以外にもいくつか動画やInstagramがあるのですが、鎌倉はほとんど存在しませんでした。紹介した動画を比べても、京都の動画には字幕入っているなど外国人向けですが、鎌倉はとくにありません。大仏も工事中でしたし・・・。これだけで判断するのは厳しすぎるのかもしれませんが、京都の方が『動画』での海外向けPRは積極的なようです。

 

動画を使って観光客を増やすという意味では、京都を参考にすべきかも!?