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2016.9.29

小林幸子復活の起因は「Web動画」の活用と、ターゲットをオタクに絞ったこと!

koba

かつては紅白歌合戦の常連、ド派手な衣装で年末の風物詩となっていた演歌歌手、小林幸子さん。数年前の所属事務所でのお家騒動以来、芸能界を干されかけるも、仕事の方向性を変えることで不死鳥のごとく復活を遂げました。ボカロで大ヒットした『千本桜』を歌ったり、コミケに参加したりと新しい分野に活動の幅を広げています。そんな彼女ですが、YouTubeを使って360°動画も披露するなど、完全に若者向けにシフトチェンジしているようです。今回はそんな小林幸子さんの動画を見てみましょう。

知ってた!?最近の小林幸子の活動

2012年に所属事務所社長とのトラブルがきっかけで、レコード会社との契約も終了、連続出場していた紅白歌合戦も落選し、大変な状況だった小林さん。一時はテレビでの露出もかなり少なくなりました。しかし2013年末ごろから、今までとは違った活動をし始めます。2013年末から2014年初にかけて、自らのコンサートをニコニコ動画で生配信、翌年夏にはなんとコミックマーケットに個人のグループで参加するなど、テレビ以外を舞台に積極的な活動を始めます。2015年には、なんと「ニコニコ超会議2015」でプロレスデビュー!さらに小林さんの声をモチーフにしたボーカロイド『sachiko』を販売するなど、ネット上で話題となりました。

 

さて、それでは早速動画を見てみましょう。

小林幸子、ボカロの名曲『千本桜』を歌う

『千本桜』はボーカロイド『初音ミク』のボカロ曲。カラオケのランキングでも上位に入る、人気の楽曲ですが、この曲をプロである小林さんが熱唱!先述のとおり、この曲を披露したライブはニコニコ動画で生配信されており、ユーザーから大反響!最強の『歌い手』としてネット上で絶大な人気を得ることとなりました。

『千本桜』をきっかけに、4年ぶりに紅白出演が決定

紅白に出場できないどころか芸能界まで追放されそうになった彼女。しかしその逆境をバネにターゲットをネットユーザー層に絞り、ニコニコ動画でのライブ配信やコミケでのCDの手売り、そしてボカロ曲『千本桜』の披露するなどの活動が話題を呼んだことで、2015年末、特別枠で4年ぶりに紅白出場を果たしたのです!歌ったのはもちろん自身の復活の象徴『千本桜』!

ボカロ「Sachiko」とコラボレーション『脳漿炸裂バーサン』

『千本桜』の次は自らの分身とも呼べるボーカロイド『sachiko』とのコラボ動画も発表しています。この動画で歌われている『脳漿炸裂バーサン』(すごい曲名)はボカロP・れるりりさんの人気ボカロ曲『脳漿炸裂ガール』を小林さん仕様にアレンジ。幸子とsachikoがアップテンポの曲で見事なハーモニーを奏でています!必見!

しょこたんとコラボで360°動画を公開!『無限∞ブランノワール』

さらにはオタクタレントとして人気のしょこたんこと中川翔子さんともコラボ!『無限∞ブランノワール』を発表しています。この曲のPVはいま話題の360°動画。かなりチャレンジしている動画です!

復活の要因は、ターゲットを「おたく」にしぼったことと、Web動画を使ったこと

大活躍の小林さんですが、彼女が復活した要因は大きく2つが考えられます。

1、ターゲットをネットユーザーにしぼった

もともと小林さんはインターネットではひそかに人気。紅白での派手な衣装がRPGゲームの最終ボスのようだとして『ラスボス』の愛称で、動画や画像でコラージュされるなどネタにされていました。そんな下地がある状況で、ボカロ曲のカバーやコミケへの参加など、ネットユーザーへターゲットを絞ったのは大正解でした。

2、Web動画をフル活用

トラブルがきっかけでテレビへの出演が難しくなり、レコード会社との契約も解除となり、露出がかなり制限された小林さん。彼女が活路を求めたのはニコニコ動画を中心としたWeb動画。Web動画の配信であれば、芸能界のしがらみなども関係なく情報発信ができ、結果露出を増やして逆に紅白へ復帰することができました。

小林幸子さんうまく活用し復活を果たしたことで、改めてWeb動画の可能性が示されました。しかし、それ以上に未知の世界に飛び込む彼女のチャレンジ精神のすごさには脱帽ですね。


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